気づきにくい虫歯、わかりにくい虫歯に要注意

おそらく、歯に穴が空いていない、痛みがないのでそう言っているのだと思われますが、実際、特に成人の人の場合、目で見てわかりにくい虫歯、症状を出していない虫歯、というのが多くあります。
ですが、もちろんそのような場合でも、虫歯というのはいずれ進行していきますので、放置するといつか思わぬトラブルを起こすことになりかねません。
今回は、気づきにくい、わかりにくい虫歯にはどのようなものがあるのかについてご紹介します。
歯と歯の間にできる虫歯

このような虫歯は、歯科でレントゲンを撮ればその部分が黒く見えるのでわかります。また、デンタルフロスを通す際に糸が毛羽だったり、切れたりすることで、ご自分で早期に発見することも可能です。
詰め物・被せ物の下にある虫歯

この場合にも、歯科のレントゲンを撮ればわかることが多いです。歯の治療をして何年か経っている場合、症状を感じなくても定期的にレントゲン検査を受けておくことが大事です。
黒くない虫歯

ですが、急性う蝕(急速に進む虫歯)の場合、全く色がついていないことが多く、見た目ではわかりづらいことがあります。これは、特に子供や若い人に多く見られます。
この場合、あっという間に神経に達してしまうことも多いため、虫歯リスクの高いお子さんや若い人は注意が必要です。
そして、このような病気にかかることで、さらに免疫力は下がってしまい、よりウイルス感染の重症化のリスクが高まります。
虫歯はひどくならないと症状を出さない

神経を取ると、歯の寿命が大きく縮んでしまいますので、虫歯というのは早めに治療を受けることが肝心です。
大切な歯を守ためにも、定期検診を受け、予防、早期発見・早期治療を心がけましょう。